地方の人の感覚
この前沖縄でセミナーやってきたんですよ。
ソーシャルメディアを販促に活かすがテーマだったんですけどね。すごく興味深かったのは何かというと
「皆さん、ソーシャルメディアというキーワードにとらわれすぎてて現実が見えてない」って事ですわ。
いや、なんというか、販促に活かすという意味すらわかってないのかもしれない。
販促に活かすってつまりどういうことだと思いますか?
ソーシャルメディアを使って、利益をあげてやろう!っていう言わば肉食系な感じですよね。ガツガツしてる人がくる場所な訳ですよ。オレはこのノウハウできっちり稼いでやるぜ!みたいな。でも、今回のセミナー会場はそんな感じではありませんでした。
なんというか、受身なんですよ。自分から持ってってやろうみたいな感じじゃない。(とか言ってもしかして僕から持っていけるようなノウハウがねーだろ!と思われていたらごめんなさいですが、恐らくそうではないかなと)
ソーシャルメディアを販促に活かすって、いわゆるネットワークビジネスのもっと低レイヤーみたいな感じになるんだよね。自分のネットワークからお金を取るという感じになるから。(いや、本来は自分のネットワークに、自分がいい!と思ったものを流したらそこで共感や感謝する人がいて、その人達がお金を落とすというのが理想だけど)
ソーシャルメディア系のセミナーって地方に多いよね
まぁあくまで僕の所感ですが。
ただ、セミナーの受講生の方から色々とメッセージもらいまして。その中で僕が
「東京で起こっている事があたかもスタンダードだと宣ってセミナーを開催し、右も左もわからないような人から搾取してるんじゃないかと心配になります」というメッセージに「沖縄の人は純な人が多いから、そういう可能性は大いにあります」という返答が来たときは、ちょっと色々と考えましたね。
横文字だったり、東京だから偉いって訳じゃないんです
東京はこうなんですよ。と言われると、ふむふむ、そうなのか。と思わざるをえない地方の方っていうのは想像が付きます。そりゃそうだと思います。ただですよ?ちゃんと頭を使って下さい。そのセミナーで言われたことは、果たして自分たちに合致するんだろうかと。
そもそも、ソーシャルメディアを販促に活かすっていうのは、そこに市場があるからこそです。
自分が知っている範囲に、ソーシャルメディアを販促に活かそうと思っている人以外でTwitterだったりFacebookを使っている人がどれだけいますか?と、質問すると、意外と返って来なかったりするんです。そもそもスマホ持ってる人が3割程度しかいないんです。もはやソーシャルメディアとかじゃないですよね。
地方は、諸々の普及率を鑑みて、都会で起こっていることの2年前くらいを最先端にすればいいんじゃないかなぁと思うわけです。Facebookだって、ギーク界隈で話題になったの2010年末くらいだろうし。そんなもんなんですよ。
落ち着こう
僕は搾取は嫌いです。不当なことをやっている人はぶっ叩きたくなります。だって、そんなのが存在していることで社会になんの利益も生んでないんだもの。生産率から、無駄な出費が出ているだけ。浪費なんですよ。そんなの許せない。
地方の人は結局のところ、疲弊しているし、販売チャネルというか、お金が入ってくるパスが都心より格段に少ないんです。だからこそそれを開拓しようとしている。ただ、それって開拓できますかね。まだ時期尚早じゃないですか?
こういう準備をしていたら、この段階でうちは跳ねる!という意味ならわかるのですが、そうじゃない場合って往々にしてあるんじゃないでしょうか。
僕から言えることは
もっと日常に目を向けて、身の回りを観察したほうがいいということ。それだけなんですよ。
あと、クソみたいなセミナーやってお金稼いでる奴は、とっとと消えてほしいなと思うばかりです。