@geeorgey

吉田丈治のブログ。その時考えてる事をつらつらと。リバネスとしての考えではなく、個人的なものです。

税金のかけかた

将来的に、日本は全国に居住するためのインフラが整った国ではなくなる。という話を前に書いた

震災後、少しずつ未来について考えている訳だけど、人口減少と経済の縮小を考えたらやっぱりそれは仕方がない事なのではないかと思う。ましてや、原発という現代の科学技術では、時間を稼ぐことしか出来ない、根本解決不能な遺産が、日々状況を変えながら存在している。

前にも書いたのだけれど、今一度僕の考えを示しておくと

緩やかな経済縮小は悪

だと思っている。(今の時点では)

危機感を持たないまま、「今暮らせるし」という事で未来について考えを巡らせる事無く、真綿で首を絞めるように時間が過ぎていく状況。これが今の日本だと言えるような気がしてる。高齢者は逃げ切れればいいやと考えている節も見受けられるし、逆に若者は未来より今が大変でそれどころじゃない。

未来に対してV字回復という方法はあるか

緩やかな死は、本当に死んでしまうところまで言ってしまう可能性がある。その点で、ショック療法みたいな事はおそらく必要なのだろう。2011年は本当にいろんな事があった。それにもかかわらず日本は変われなかったという意見が散見しているが、変われなかったかどうかは数年後に分かる事だろう。

縮小する経済と共に、地域を選別しながら、最適化していく方法

そんなのが無いかなと思ってるんだけど、シンプルにこんな方法じゃダメなんだろうか。

住民税のかけ方なんだけど、インフラの維持費をちゃんと税金に乗せる。インフラというのは、上下水道だったり、電気だったり、ゴミ収集だったり、生活に関わる全ての物で税金が関わるもの。

おそらく山の中とか、過疎地で人口が少ない所とかは、一人が負担すべき金額は莫大な金額になると思うんだけど、結局はそれだけのインフラを使って暮らしているという事に気付くはずだ。

本当に守るべき観光資源などがあれば、そこに人を誘導する事に頭を使う事につながるだろうし、地域の資源をきちんとお金に変えていかないと、その地域には人が住めなくなる事は明白なのだからいろいろな方法を模索する必要が出てくるだろう。

そもそも何も出てこない地域というのは、やはりそこはずっとは維持出来ない。いずれ淘汰される運命にあると考えられる。

逆に、小さな村単位であれば、生活するためにどのインフラを維持するのかを検討する事にもなろう。住民で、何が必要で何が不要なのか。自分達で出来ることは何で、これは維持するために頭を使わなければならないという話になるはず。

もちろん、地域を離れるという場合のセーフティーネットは必要となるが、そこは税金で何とかする。

ある程度、地域を最適化する必要があるのだから、その地域へ移転するという場合はお金がかからないとか、助成金がおりるとか、そういう形を提示する。

生活コストが高い地域を最適化する事で、その地域が空洞化するのであれば、土地は国が買い上げて大規模農業の為の土地を確保するとか、なにがしかの産業用地にするということも可能かもしれない。(もちろんそのまま廃れる地域もあるだろう)

 

どこかのタイミングでそんな事をやらねばならない時期が来る。後は、誰が自分の責任で立ち上がるかだろうなとか思うのです。(絶対刺されると思うし、ボッコボコに叩かれるだろうから、政治家が長い人には難しいだろうなぁ)